スキンケアをしっかりしている人は、「美肌」を目指していると思います。
では、その美肌とは、どのような要素を備えている肌を指すのでしょうか。
美容業界では美肌の条件として、「うなはだけつ」という言葉をよく使います。
・「う」潤いがある
・「な」なめらかである
・「は」ハリがある
・「だ」弾力がある
・「け」血色が良い
・「つ」ツヤがある
この6つのコンディションが整っている肌が美肌と言われています。これらの要素について理解していると、日ごろ自身が行っているスキンケアは、どの要素を満たすためのものかが分かります。その中で、足りていないケアは何かが分かれば、それを補える行動をすれば、さらに美肌に近づくことができます。
美肌の定義となる要素を順番に見ていきましょう。
①うるおい
肌表面の角層のコンディションが良く、十分な水分がキープされている状態。
手のひら全体で顔を包み込むように触った時に、やわらかく、吸い付くようなしっとり感があれば、潤いに満たされているサインです。
②なめらか
毛穴の大きな開きや凹凸がなく、ツルッとしていてきめ細やかさと透明感を兼ね備えた肌のこと。
最近では、「陶器肌」とも呼ばれています。
「むきたまごのような肌」「隙のない肌」と表現することもあります。
③ハリ
シワやたるみがなく、お肌がピンと貼った状態。
肌の内部のうち、土台にあたる「表皮」にあるコラーゲンやヒアルロン酸などの働きによって作られます。
④弾力
上記のハリがあってピンとした状態に加えて、頬を指で押したとき弾むように押し戻されるような適度な柔らかさも兼ね備えている状態をいいます。
⑤血色
くすみやクマがなく、頬はほんのりピンクで統一感のある肌色の状態。
真皮の毛細血管を流れる血液の色が関わっています。血行が良いと血色も良くなり、肌が明るい印象になります。
反対に、血行が悪いとメラニンの色が目立ち、肌がくすんだような印象になってしまいます。
⑥ツヤ
みずみずしく透明感のある肌。
保湿がしっかりできていて、光が当たると輝いて見える肌のこと。
「水光肌」とも呼ばれ、上記の潤いのある肌と密接に関係しています。皮脂と水分のバランスが悪いとツヤ肌ではなく、テカリ肌になるので注意が必要です。
まとめ
これら6つすべてを満たすには、肌の外側だけでなく、内側のケアも大切です。
また、日ごろの習慣などすべてがかかわってきます。その中で、美肌のために実践している行動が「うなはだけつ」のどの要素にアプローチしている行動なのかを知ることが大切です。
たとえば、「ハリ」や「弾力」が足りていないと感じるのであれば、コラーゲンやエラスチンを意識したスキンケアをすると良いでしょう。
自身にはどの要素が足りていないかを考え、日々のスキンケアや生活習慣を整えて、「うなはだけつ」を目指しましょう。