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化粧品成分検定1級の難易度は?【1級取得者が解説】

資格
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「化粧品成分検定に興味があるけど、なんだか難しそうで不安だ」という人は多いのではないでしょうか。

「成分」と入っていると理系の知識が必要な気がして不安ですよね。

また、受験料が高いので、絶対に失敗したくないですよね。

私は2級の受験料もケチって1級にいきなり挑戦しました。

このブログ記事では、文系大学の卒業で化学の知識は一切ない筆者が2023年12月の試験を受けた率直な感想と難易度について解説いたします。 化粧品成分検定1級を受けるか否かで迷っている方の参考になれば幸いです。

難易度についてのアンケート

私が化粧品成分検定を受験したときには、試験後に自身の職業や試験の感想を答えるアンケートがありました。

化粧品成分検定の公式ホームページには、合格率と併せて、そのアンケートの結果が掲載されていたので、抜粋いたします。

まず、1級の合格率は65%とのことです。

なかなか高い合格率と感じるかもしれません。

次に、受験者の職業についてのアンケート結果では、受験者の47%が化粧品関係の職業(化粧品業界、美容業界、化粧品小売り等)との結果が出ています。

つまり、ある程度は化粧品の知識がある人が約半数いる中で、合格率が65%なのです。

このことから、決して簡単ではないというのが分かるのではないでしょうか。

実際に受験者に難易度について聞いたアンケート結果も掲載されています。その結果が次のグラフです。

「簡単」「やや簡単」と答えた人は合わせて約3%。「普通」が16.6%、「やや難しい」が51.9%、「とても難しい」が29.5%です。

「やや難しい」と「とても難しい」と回答した人を合わせると約70%と高水準になっています。

ただ、試験の最後に回答するアンケートなので、結果が出ていない状態で答えなければなりません。

合格しているのか不合格なのかも分からない状態なので、不安もあってどうしても「難しい」と答えることが増えるのではないかと推測します。

後述しますが、私自身も試験で分からない問題が数問あったので、その問題のことを思い浮かべて「やや難しい」と回答していました。

したがって、「やや難しい」「難しい」の割合が多いからと、大きく構えすぎることはないと考えます。

実際に受験した感想

さて、実際に受験した後に感じたことをまとめます。

大きく感じたことは以下の点です。

  • テキストに掲載されていない成分が多数出題された。
  • テキストの隅々から出題される。
  • 記述式問題は思ったほど難しくない。

それでは、1つずつ詳細を記載いたします。

テキストに掲載されていない成分が多数出題された

おそらく、試験を終えた受験者のほとんどが、「テキストに掲載されていない成分の問題が多かった」と思うのではないかと感じるほど、知らない成分が出題されました。

ただ、なんとなく勉強していると、なんとなく名前からどういった成分なのか推測できるようになってきます。

たとえば、テキストに掲載されている「エチルヘキサン酸セチル」や「ミリスチン酸イソプロピル」などの名称から「●●酸◆◆ル」みたいな名称の成分が出題されたら、なんとなくエステル油だろうなと推測ができるようになります。

こればかりは慣れないといけないなと感じました。

試験中に見たことのない名前の成分が出てくると、自身の推測が合っているのか間違っているのかが分からないので、とても不安になります。でも、そこで悩んでも仕方がないので、自信の推測を信じるのみです!

また、化粧品成分検定1級の資格を取得して、実際に自身の知識で化粧品の全成分表示を読み解くとなると、テキストに掲載されていない成分についても推測しなければなりません。

そういった意味でも、普段から化粧品のラベルやパッケージに記載されている全成分に興味を持って、どのような成分なのかを調べておくと試験でも役に立つかと思います。

(私自身はそこまでの対策はできていなかったので、試験中は本当に不安でした)

テキストの隅々から出題される

試験では、テキスト内の「プロローグ」や「コラム」など、テキストに書かれている内容の隅々から出題されました。

たとえば、プロローグでは全成分表示のルールやパッケージに書かれている内容についても試験の範囲となります。

また、テキストのところどころに掲載されているコラムなども読み飛ばさずによく読み込んだ方が良かったと思いました。

各成分の詳細だけでなく、テキストは最初のページから最後のページまですべて読み込むことをおすすめします。

記述式問題は思ったほど難しくない

2級と1級の違いの1つが記述問題の有無です。

公式ホームページにも1級には記述形式の問題があると記載されています。

しかし、私が受験した試験では、記述問題はとても簡単に感じました。

私が受験した時には、記述式は2問のみだったのですが、そのうち1問は問題に表示されている全成分の中から適した成分を選んで記述するので、実質は選択式問題のように感じました。

また、もう1問も成分名を記載するだけの問題でした。

記述式とはいえ、成分について細かく説明を求められたり、長い文章を記述するわけではないので、見たことのない成分について答える選択式の問題よりも簡単に感じました。

まとめ

結論をいうと、試験は決して簡単ではありません。

ただ、難しい問題ばかりというわけでもありません。

記載したように、見たことない成分も出題されますが、基本的にはテキストに記載されている成分やテキストの内容に沿った問題ばかりです。

化粧品成分検定1級は、正答率80%以上で合格となります。70問出題されたので、14問は間違えてもOKということになります。

また、記述式は数問で、基本的には選択問題となります。つまり、見たことのない成分が出題されてもある程度は絞り込むことができるのです。

適当に回答しても正解となることもありえます。

以上のことから、テキストをしっかりと読み込み、暗記すべきところを暗記すれば間違いなく合格できます。

このブログを最後まで読んでくださった方は、おそらく試験に臨むのに少し不安を持っている方だと思います。しっかりと対策さえすれば絶対に合格できますので、最後まで頑張って試験に臨んでみてください。

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